車検預かりのベンツW176。助手席足元のサブバッテリーを点検するためフロアマットめくったら「やな予感が」・・ なぜなら何か湿気っぽい?まっ、車屋なのですぐに状況を判断出来ました。というか面倒な作業の始まりです。
原因はボディー後方に付いてるベンチレーションフラップのパッキン不良からの雨水侵入。ベンチレーションフラップとはドアを閉めた際、室内の空気を外に逃がす部品でドアを閉めやすくする役目をしてます。
早速助手席側の前後フロアカーペットめくると水浸し。しかも厄介なことにメルセデスのフロアカーペットは断熱性や防音性を高めるためカーペットの下に厚さ5センチほどのウレタンスポンジが敷いてあります。
つまり侵入した雨水がウレタンスポンジに吸収されてしまうので乾燥させるのが大変なんです。とりあえず雑巾やバスタオル30枚ほど使いスポンジを踏みつけたり手作業で余分な水分を絞り出します。
また当然ですが内装もそれなりにバラすので面倒なうえこの時期は乾燥に時間が掛かります。よって水抜き用のドレンキャップを外し通気性を良くしておきます。ちなみにメルセデスの場合ドレンキャップを外してもアンダーカバーが付いてるので水が浸入する事はありません
そして問題のベンチレーションフラップはパッキンに厚みを持たせた対策品が6,000円程度で販売されてます。しかしながら結局経年劣化で再発する恐れがあります。よって部品交換せず加工と防水対策を施し修理を行いました
セカンドシートの足元も水浸し。なぜならベンチレーションフラップはリパネルに付いてます。よって後部座席から前席まで雨水が流れ込んできます。しかし幸い運転席側には雨水が浸入した痕跡はありませんでした
とりあえずテールライトとリアバンパーを外し
なんという姿に・・
これがベンチレーションフラップ。合わせ目のパッキンが劣化して雨水が車内に侵入してしまいます。
汚れ方を見ると室内に侵入してる形跡が伺えます。
錆止めのホットワックスも雨水に浸食され部分的に剥がれ落ちてます。
こちらは水漏れを起こしていない右側の様子。ホットワックスも濁りなく鮮やかです。
取り外したベンチレーションフラップ
水漏れのない右側も取外し洗浄。ちなみにドアを閉めた際、内圧でゴムパネルが開き室内の空気を外に逃がす仕組み。なのでドアが軽く閉まります。
で、あえて対策品は使わずスポンジテープでパッキンに厚みを持たせます。
そして組付け後シリコーンにてボディーとの合わせ目をコーキング。これならパッキンが劣化しても雨水の侵入はありません
コレ、様々な場面で役立ってます。
左右加工及びコーキング終了~
ついでにテールライトのウレタンパッキンも劣化が見受けられるため防水対策
同じくスポンジテープでパッキンに厚みを持たせます。
こんな感じ
取り付け及びシャワーテストを行い作業終了~
あっ、リアバンパーのレーダーセンサーハーネスも外しました。なので念のためトラブルコードをチェック。まっ、故障でないのでこの程度では問題ないですね。入ってれば消去するだけなので ^ ^
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