■仕事ネタ <全ての記事> 工作あれこれ

指先に〇〇が

冷却水漏れで修理預かりのEクラスクーペ 。で、ルームクリーニングしてたら指先に激痛が!? 原因はウッドパネルが変形し凶器化してたから。ただ幸い出血もなくケガに至らず良かったです。

助手席も確認すると更にひどい状態。早速友人に伝えると剥がしてカーボン調のカッティングシート貼っといて~♪ とのこと。しかし形取りが大変なうえ面倒な作業は得意ですが躊躇しました

指先に激痛が走った運転席側。上部先端の尖った部分が変形し剥がれてます。

そして助手席側は反り返りがひどく完全にアウト

よってご要望通りカーボン調のカッティングシートに貼り換えます。ただ念入りに脱脂しても接着剤の油分が樹脂に浸透してる恐れが?

つまり粘着力が弱まり剥がれてくる可能性があります。 しかもメモリースイッチなどの被膜は簡単に剥がれるため慎重に脱脂を行います。

一時間ほど掛かりましたが綺麗に脱脂出来たかな?たぶん・・

剥がし取ったウッドパネル。でもバラバラに砕けてしまいました。ただ型取りに必要なため丁寧に組み立てます。

手持ちのカーボン調カッティングシート。コレ、熱を加えると多少湾曲した面にも貼れるため重宝してます。

そして型取りは5ミリほど耳を残します。なぜならカーブラインはハサミやカッターで綺麗にカット出来ないため裏技を使うから

するとこんな感じでカーブラインも綺麗にカット出来ます。

左側もカットが終わり

慎重に位置決め

そしてドライヤーと小道具を使い仕上げます。

運転席側も脱脂して

作業終了〜 でもバラバラに砕けたウッドの修正を含め片側3時間以上掛かりました

しかしホッとしたのも束の間。すぐさま友人から連絡が・・ どうやらココのパネルも剥がれてるのでカッティングシートを貼りたいとのこと

しかも無残にメッキも剥がれてます。

とりあえずパネルを外し

するとベースパネルにメッキの化粧パネルが溶着してあります。

よって溶着をドリルで削り分解

次にメッキを剥がします。ただ劣化がひどく数か所樹脂が欠けてしまいました。でもここで手を抜くとシートを貼った際デコボコになりイマイチ。なので破片を元通りに接着しサンドペーパーで表面を整えます。

こんな感じ

しかし他にも亀裂があり接着剤で補強

そしてバラバラだった化粧パネルを溶着してつなぎ合わせます(上のパネル)

次にベースパネルと仮り組み&クリアランス調整

ただ2分割のパネルに対し双方カッティングシートを「裏側まで折り返して貼るため」シートの厚みを計算しないと上手く組み込めません

よって黒いベースパネルを均等に僅かに削ります。すると化粧パネルとの間に隙間ができます。つまりカッティングシートの厚み分の逃げ場が確保できる仕組み

そしてカーボン調シートを貼り

次に裏側まで折り返した部分を接着止め。これで剥がれる心配はなし

しかしシートを裏側まで折り返してるので湾曲してる所は一苦労。ただそんな時は熱を加え包み込むよう形造ると上手く貼れます。

最後にベースパネルと化粧パネルを元通りに溶着

ようやく作業終了~

施工前

そして施工後。パワーシートスイッチと相まっていい感じ

 

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とりあえず

ベンツS205(C200SW)のエンジンチェックランプ点灯。コレ、定番でマフラーに付いてるO2センサーもしくはNOxセンサーの故障がほとんど。O2センサーとは排気ガスに含まれてる酸素の量を計測してる部品。NOxセンサーは排気ガスがクリーンに燃焼されてるか計測してる部品です。

で、これまでNOxセンサーはディーゼルエンジンのみに付いてました。ただ近年各メーカーのガソリンエンジン燃料噴射システムが「直噴型」に変わってます。よってガソリンエンジンにもNOxセンサーが装備され始めました。なぜなら直噴エンジンは燃料を直接エンジンのシリンダー内に噴射します。

一方、直噴以外の従来型エンジンはポート噴射エンジンといい、燃料はエンジンのシリンダー内に直接噴射せずシリンダー手前のインテークマニホールド内に噴射されます。なぜならその方がガソリンと空気がベストな割合で混合されシリンダーに送れるから

よって直噴エンジンは燃料がシリンダー内で直接着火するためパワーと燃費の向上が可能。しかしながらその特性上、ポート噴射エンジンに比べ奇麗に空気と燃料を混ぜることが苦手です。なので局所的に燃料の濃い部分が残ってしまいます。

つまり燃料の濃い部分は燃え残り小さい粒子「PM=微小粒子状物質」となり排出されます。なので直噴エンジンはPMの排出量が多く人体の呼吸器系に健康障害を及ぼすおそれが有ります。よって環境規制を守るためNOxセンサーが装備されてる訳です。

で、本題に戻りますが早速診断機をつなげるとやはりNOxセンサーに機能障害があります。ただ一概に故障と判断できない場合もあります。なぜならセンサー自体の故障はともかく、前述した通り排気管内やセンサーに不完全燃焼のススや汚れが蓄積されてる場合があるから・・

よってお客様とご相談のうえECU内のトラブルコードと警告灯にリセットを掛け何もなかった状態に戻します。なぜならNOxセンサーひとつ10万円~プラス工賃が掛かるので誤作動で点灯したことを願い1時間ほど走行テストを行います。

その際、通常走行だと排気管内やセンサーのスス払いが出来ないためパドルシフトを使い回転数を上げながら走り続けます。すると警告灯も点灯しないため様子を見ていただくことにしました。なぜならセンサー自体の故障ならリセット掛けてもすぐ警告灯が点灯するから

また国内の道路事情はストップ&ゴーが多く燃焼効率が悪化します。特にディーゼルエンジンは噴射ノズルが詰まる恐れもあります。なので直噴エンジンはススが溜まりやすいためエンジン回転数をたまには上げること。またオイルも汚れやすいので早目の交換がお勧めです。

 

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