輸入車定番のガラス落ちの修理依頼です。早速分解すると幸いにもローラーとワイヤーは破損してません。確認するとガラスをスライドさせるワイヤーの固定プラグが脱線してました。原因は固定プラグが収まるプラスチックプレートの穴が変形してしまったから
部品交換なら良質な社外品でも工賃込み3万円以上掛かります。しかしこの程度なら加工して直すことにしました。まず強度が大事なので変形したプレートの穴をヒートガンであぶり元の形状に戻します。ただそれだけでは再発の恐れがあるため隣のスペースに補強材を追加することにしました
そこで頭を悩ませてると備品置き場からボールペンの残骸を発見。懐かしいですね、三菱鉛筆のBOXY・・ 太さ、強度共に十分で長さも調整可能。早速鉄ノコを引っ張り出しカッティング。ただワイヤーは分解できないため縦溝を切りワイヤーホールを作りました。最後に組み上げグリスアップを行い作業終了です。
そして余談ですが三菱鉛筆と三菱グループは無縁の関係です。そもそも三菱鉛筆の前進は眞崎大和鉛筆社であり、明治34年に国産初の量産型鉛筆3種類(3種類とは3つの芯の硬さ)を後の郵政省などへ納品に成功
これを記念して明治36年、3種類の芯の硬さの3種と創業家の家紋であるミツウロコを表す意味で赤い3つの菱形を模した「スリーダイヤ」をロゴマークとして商標登録したそうです。
尚、三菱財閥が商標登録を行ったのは大正3年のこと。つまり三菱鉛筆の方が10年も商標登録が早かったようです。しかし当時商標権などの権利に対する意識が気薄だったため今ほど問題にならなかったみたいです。
そして三菱鉛筆のロゴマークの由来は前述したとおりですが、三菱グループのロゴマークの由来は旧三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎が経営していた九十九商会の商船に使われていた船旗号とされてます。話はそれましたがアウディA4のウインドレギュレ―タ―修理ブログでした ^ ^
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