ボルボ240の修理依頼。内容はドアポケット破損とストップランプ&スピーカーの脱落。そしてシートベルト警告灯の不良・・
新品のドアポケットとハイマウントストップランプ
こちらが定番のドアポケット割れ
そして脱落したスピーカー
ストップランプも脱落しテープ止めされてます。
初めにスピーカー。どうやら過去に修理された形跡が?なぜなら本来スピーカーを取り付ける際、○印4か所にリベット止め。しかしリベット1つとUナットクリップで固定されてるだけでした?
そして問題その1。ドアトリムのハードボードにリベットの固定穴が4つあります。ただ全て破損してます。これではスピーカーのベースプレートとネジで固定できません。よって新品のドアトリムに交換?ただ31年前の車なのでパーツ供給なし
問題その2。スピーカーを固定するベースプレートのリベット穴も破損やヒビ割れが多数。こちらもパーツ供給なし
なのでスピーカーを外し修理します。
幸い破損パーツは全て残ってました。よってヒビ割れ箇所を含め接着止め
ただ接着止めでは強度不足。なのでワイヤーメンダーでワイヤーピンを20か所以上打ち込みます。
そして余分なピンをカットしベースプレートの補修完了〜
次にアクリル板でベースプレートに被せる補強板作り。なぜならベースプレートが劣化してるためダイレクトにネジ止めすると破損する可能性が有るから。それと前述したドアトリムのリベット穴が破損してます。なのでネジ止め用の取り付けパネルも自作します。
早速形取りから始まり
カットしたらネジ穴を開けます。左側がスピーカーベースプレートの補強板。右はドアトリム内部にセットする受け側のプレート
つまりこんな感じ。ベースプレートとドアトリムを双方のアクリル板で挟み込みネジ止めします。サンドイッチ構造ってやつです。
早速受け側のパネルをドアトリム内部にセット
こんな感じ。オリジナルのリベット穴は全て破損。なのでこの受け側のプレートがないとネジとナットで固定出来ません
そしてスピーカーのベースプレートに自作の補強アクリル板をはめ込みネジとナットで固定
次にスピーカーを取り付け
カバーをはめ作業完了〜
次はシートベルト警告灯の不良。この車シートベルトしないと警告灯が点滅しリレーのカチカチ音が鳴る仕組み
で、とりあえずシートベルトのキャッチをエアダスターで清掃。なぜならこの中に電気的な構造が組み込まれてるから。すると大量のホコリが・・
しかし改善しなかったのでプレスボタンを上下にスライドさせながらパーツクリーナーで内部清掃。すると接点が通電した様でリレーのカチカチ音が鳴りはじめ警告灯のランプも点滅するようになりました。
しかしリレーは元気ですが警告灯ランプの点滅がイマイチ。よってラスペネ注入したら完全復活~ おそらく潤滑作用によりコンタクトスイッチの動きが良くなったのでしょう?
フロント側点滅
リア側も点滅
リレーもカチカチ当時のいい音色奏でてます♪
そして左右ドアポケットはサクッと交換
最後に右が脱落したストップランプ。割れや欠けはございません。ただ左の新品と比べ○印の樹脂が変形してます。つまりストッパー的な役割りを失ったため脱落してしまったのでしょう?
カバーを取り付け作業完了~
しかしいいな~ この車!当然ですがネオクラシックカーの域に入ってます。また現代の車と異なり最新の安全装備など付いてません
しかし金庫扉の様な重厚なドアの造り、またパワーもありませんが滑らかに心地良く回るエンジン、そして今となってこのレトロなデザインが人気の秘訣なんです。
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