昨日は仕入れのためオートオークションへ。オートオークションとは車屋が仕入れや売却の際に利用する会員制のセリ会場のことで、魚屋さんや八百屋さんが仕入れで利用する市場と同じです。運営会社は中古車の売買仲介を円滑に行い、セリで落札されたデータは皆さんが手放す下取り価格にダイレクトに反映されます。
そして広大な敷地を構えるこちらの会場は毎週 13,000台以上の車がセリに掛けられ、その一部は日本車需要の多い東南アジアやドバイをはじめとする中東方面へ輸出されてます。また昨今の全国規模で見た中古車オークションの年間取扱台数は600万台を超える巨大産業へ成長を続けてます。
輸入車ブースの出品はこの日だけで1,500台以上
こちらは日産GTR専用のブース。この日だけで12台のGTRが出品され10台が成約とは景気回復の兆しでしょうか?
更に名車コーナーまで存在する充実振り。右から昭和50年式 日産フェアレディーZ(S30型) 次に昭和53年式 いすゞ117クーペ その隣は真っ赤な1987年式 ポルシェ911カレラ
そして奥に見える巨大施設はオークション会場の心臓部。セリ当日は数百人のスタッフと3,000人以上のバイヤーがひしめき合ってます。
ズラ~リ並んだバイヤー席。一般的にセリと言えば魚河岸などで見かける手競りを思い浮かべます。しかし中古車オークションは座席に備え付けのボタンスイッチを連打して入札します。
ただしそのスピードは凄まじく100台競り終えるのに30分、つまり数百万円の車でさえわずか十数秒でセリが終了するため瞬きさえも許されません
またインフラ化の進んだ現在は遠方の販売店からもネット経由でセリへ参加できるため、落札された車両は近県のみならず全国各地の販売店へ運ばれていきます。