1 2 3 119
■仕事ネタ <全ての記事> 工作あれこれ

指先に〇〇が

冷却水漏れで修理預かりのEクラスクーペ 。で、ルームクリーニングしてたら指先に激痛が!? 原因はウッドパネルが変形し凶器化してたから。ただ幸い出血もなくケガに至らず良かったです。

助手席も確認すると更にひどい状態。早速友人に伝えると剥がしてカーボン調のカッティングシート貼っといて~♪ とのこと。しかし形取りが大変なうえ面倒な作業は得意ですが躊躇しました

指先に激痛が走った運転席側。上部先端の尖った部分が変形し剥がれてます。

そして助手席側は反り返りがひどく完全にアウト

よってご要望通りカーボン調のカッティングシートに貼り換えます。ただ念入りに脱脂しても接着剤の油分が樹脂に浸透してる恐れが?

つまり粘着力が弱まり剥がれてくる可能性があります。 しかもメモリースイッチなどの被膜は簡単に剥がれるため慎重に脱脂を行います。

一時間ほど掛かりましたが綺麗に脱脂出来たかな?たぶん・・

剥がし取ったウッドパネル。でもバラバラに砕けてしまいました。ただ型取りに必要なため丁寧に組み立てます。

手持ちのカーボン調カッティングシート。コレ、熱を加えると多少湾曲した面にも貼れるため重宝してます。

そして型取りは5ミリほど耳を残します。なぜならカーブラインはハサミやカッターで綺麗にカット出来ないため裏技を使うから

するとこんな感じでカーブラインも綺麗にカット出来ます。

左側もカットが終わり

慎重に位置決め

そしてドライヤーと小道具を使い仕上げます。

運転席側も脱脂して

作業終了〜 でもバラバラに砕けたウッドの修正を含め片側3時間以上掛かりました

しかしホッとしたのも束の間。すぐさま友人から連絡が・・ どうやらココのパネルも剥がれてるのでカッティングシートを貼りたいとのこと

しかも無残にメッキも剥がれてます。

とりあえずパネルを外し

するとベースパネルにメッキの化粧パネルが溶着してあります。

よって溶着をドリルで削り分解

次にメッキを剥がします。ただ劣化がひどく数か所樹脂が欠けてしまいました。でもここで手を抜くとシートを貼った際デコボコになりイマイチ。なので破片を元通りに接着しサンドペーパーで表面を整えます。

こんな感じ

しかし他にも亀裂があり接着剤で補強

そしてバラバラだった化粧パネルを溶着してつなぎ合わせます(上のパネル)

次にベースパネルと仮り組み&クリアランス調整

ただ2分割のパネルに対し双方カッティングシートを「裏側まで折り返して貼るため」シートの厚みを計算しないと上手く組み込めません

よって黒いベースパネルを均等に僅かに削ります。すると化粧パネルとの間に隙間ができます。つまりカッティングシートの厚み分の逃げ場が確保できる仕組み

そしてカーボン調シートを貼り

次に裏側まで折り返した部分を接着止め。これで剥がれる心配はなし

しかしシートを裏側まで折り返してるので湾曲してる所は一苦労。ただそんな時は熱を加え包み込むよう形造ると上手く貼れます。

最後にベースパネルと化粧パネルを元通りに溶着

ようやく作業終了~

施工前

そして施工後。パワーシートスイッチと相まっていい感じ

 

↓↓にほんブログ村ランキング↓↓

https://car.blogmura.com/car_shop/ranking_out.html

 

↓↓↓人気ブログランキング↓↓↓

https://blog.with2.net/link/?2024198

■仕事ネタ <全ての記事> プチ整備など

とりあえず

ベンツS205(C200SW)のエンジンチェックランプ点灯。コレ、定番でマフラーに付いてるO2センサーもしくはNOxセンサーの故障がほとんど。O2センサーとは排気ガスに含まれてる酸素の量を計測してる部品。NOxセンサーは排気ガスがクリーンに燃焼されてるか計測してる部品です。

で、これまでNOxセンサーはディーゼルエンジンのみに付いてました。ただ近年各メーカーのガソリンエンジン燃料噴射システムが「直噴型」に変わってます。よってガソリンエンジンにもNOxセンサーが装備され始めました。なぜなら直噴エンジンは燃料を直接エンジンのシリンダー内に噴射します。

一方、直噴以外の従来型エンジンはポート噴射エンジンといい、燃料はエンジンのシリンダー内に直接噴射せずシリンダー手前のインテークマニホールド内に噴射されます。なぜならその方がガソリンと空気がベストな割合で混合されシリンダーに送れるから

よって直噴エンジンは燃料がシリンダー内で直接着火するためパワーと燃費の向上が可能。しかしながらその特性上、ポート噴射エンジンに比べ奇麗に空気と燃料を混ぜることが苦手です。なので局所的に燃料の濃い部分が残ってしまいます。

つまり燃料の濃い部分は燃え残り小さい粒子「PM=微小粒子状物質」となり排出されます。なので直噴エンジンはPMの排出量が多く人体の呼吸器系に健康障害を及ぼすおそれが有ります。よって環境規制を守るためNOxセンサーが装備されてる訳です。

で、本題に戻りますが早速診断機をつなげるとやはりNOxセンサーに機能障害があります。ただ一概に故障と判断できない場合もあります。なぜならセンサー自体の故障はともかく、前述した通り排気管内やセンサーに不完全燃焼のススや汚れが蓄積されてる場合があるから・・

よってお客様とご相談のうえECU内のトラブルコードと警告灯にリセットを掛け何もなかった状態に戻します。なぜならNOxセンサーひとつ10万円~プラス工賃が掛かるので誤作動で点灯したことを願い1時間ほど走行テストを行います。

その際、通常走行だと排気管内やセンサーのスス払いが出来ないためパドルシフトを使い回転数を上げながら走り続けます。すると警告灯も点灯しないため様子を見ていただくことにしました。なぜならセンサー自体の故障ならリセット掛けてもすぐ警告灯が点灯するから

また国内の道路事情はストップ&ゴーが多く燃焼効率が悪化します。特にディーゼルエンジンは噴射ノズルが詰まる恐れもあります。なので直噴エンジンはススが溜まりやすいためエンジン回転数をたまには上げること。またオイルも汚れやすいので早目の交換がお勧めです。

 

↓↓にほんブログ村ランキング↓↓

https://car.blogmura.com/car_shop/ranking_out.html

 

↓↓↓人気ブログランキング↓↓↓

https://blog.with2.net/link/?2024198

■仕事ネタ <全ての記事> 工作あれこれ

アウディA4アバント スピーカー修理

左フロントスピーカーから耳障りなビビリ音が♪とりあえずお預かりして分解。まっ、経年劣化で良くあるはなし。なぜならスピーカーの振動板(コーン)とフレームを円形につないでるエッジの破損です。

とりあえずスピーカーひとつ数万円するので修理します。で、たまにご依頼いただく作業なのでサクッと終わるはずでした。しかし修理後テストを行うと別のスピーカーからもビビリ音が・・

結局運転席と左リアスピーカーもエッジが破損してました。つまり助手席の破損が際立ち他のビビリ音がかき消されてた感じです。いずれにしろ他に7つスピーカー付いてるので順番に破損しないことを祈るばかりです。

初めに修理依頼の助手席側

このようにエッジが切れると振動板が暴れだすためビビリ音が発生します。

そこでコレを使いエッジとフレームをつなぎ合わせます。シリコーンなので乾燥しても柔軟性が有るため補修には打って付け

こんな感じ。ただエッジ全体を覆い隠すと振動板の動きが悪くなるため適度な量で丁寧につなぎ合わせます。

そして当初ビビリ音に気付かなかった運転席ドア

こちらは半分エッジが破損してました

同じく当初ビビリ音に気付かなかった左リアドア

で、こちらはエッジが部分的に砕けており頭を悩ませました・・

しかし幸い砕け落ちたエッジが全て揃ってました。なのでシリコーンを塗りパズル方式で組み付けます。

こんな感じ

ただパズルを組み込んだだけでは強度不足。よって乾燥したら一面にシリコーンを塗ります。

乾燥~

念のため他のスピーカーも確認しましたが問題なし

ラゲージルーム内のサブウーファも取り外し点検

尚、テストの際は重低音の出る曲でボリュームを上げていきます。なぜならエッジの破損(ビビリ音)は重低音ほど顕著に現れるから

また同時にサウンドコントロールの「高音域」「低音域」「サブウーファ」のボリュームは全てMAXに設定。この状態で音量を上げビビリ音が出なければ完璧な修理と言えます。

 

↓↓にほんブログ村ランキング↓↓

https://car.blogmura.com/car_shop/ranking_out.html

 

↓↓↓人気ブログランキング↓↓↓

https://blog.with2.net/link/?2024198

■仕事ネタ <全ての記事> 工作あれこれ

便利ツール

友人からSOS・・ どうやら左前後ドアを縁石にヒットさせてしまったそうです。ただ車検が切れたら手放すためリーズナブルな修理を希望。ただ取付けクリップの破損だけなら問題ございません

しかしパネル裏のクリップホールが破損してると交換が必要です。そこで分解すると幸いクリップホールの破損はなし。ただパネルに所々破損があるため簡易修理を行い元通りに戻しました

助手席ドア。上下そしてセンターの取付けクリップがほぼ破損してます。

またクォーターパネルのマッドガードは見当たらないため新品を注文

とりあえずバラして

ただ所々破損個所があるため簡易修理を行います。

しかし接着剤だと強度が保てないためワイヤーメンダーで溶着します。ワイヤーメンダーとはPPや樹脂製パーツの亀裂を電熱ピンでブリッジ結合し補修を行う便利ツール

こんな感じ。残ったワイヤーはニッパーでカット。そして引っ掛かりの無いよう整えます。

そして下側の割れも

こんな感じ

次に割れの修正

こちらはヒートガンで温め樹脂が適度に溶け出したら素早く割れ目をふさぎます。溶着みたいな感じです。

ヤスリで整えこんな感じ。擦り傷はタッチペンで隠します。

化粧モールは両面テープを付け直し元通りに

新品のクリップとグロメット。それとクォーターパネルのマッドガード

完成~ ただリアパネルもそれなりに割れが生じておりワイヤーメンダーで結合してます。

 

↓↓にほんブログ村ランキング↓↓

https://car.blogmura.com/car_shop/ranking_out.html

 

↓↓↓人気ブログランキング↓↓↓

https://blog.with2.net/link/?2024198

■仕事ネタ <全ての記事> その他

2025 本年もよろしくお願い申し上げます。

 

昨年中は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。本年も皆様のご期待に添うべく一層のサービス向上を目指しますのでよろしくお願いいたします。

尚、新年は1月6日(月曜日)より通常営業いたします(但し管理ユーザー様の車両トラブルおよび在庫車の商談は元日より承ります)

令和7年元日 桜自動車 加藤康之

 

↓↓にほんブログ村ランキング↓↓

https://car.blogmura.com/car_shop/ranking_out.html

 

↓↓↓人気ブログランキング↓↓↓

https://blog.with2.net/link/?2024198

1 2 3 119
Page Top