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ベンツW204 ドア・インナーハンドル修理(其の二)

先日の記事の続きです。ベンツW204ドア・インナーハンドル破損修理の件。詳細はこちら>> https://sakuramotors.jp/12307 当初リペアキットを海外から取り寄せる予定でしたが国内に在庫があったため数日で到着

よって早速交換作業。純正だとドアトリムアッセンブリーしかないため8万円以上プラス工賃。しかしリペアキットは社外品ですが部品単体で入手でき数千円プラス工賃。ただ交換が少し面倒です。

とりあえずドアトリムを外し

次にドアハンドルプレートを外すには丸印の溶着を20か所ほど削って剥がし取る必要があります。(溶着とはプラスチックを溶かしてくっ付けること)

溶着個所は実に20か所近く

この手の作業は慣れてるとはいえ、ここから結構手間が掛かります。

溶着を剥がすとスタッドピンが切断されるため受け側のスリーブ(穴)にピンが残ってしまいます。これを取り除かないとリペアキット用のビスを挿入できないため全て取り除きます。

ピンセットで取れなければドリルでほじって引っ張り出してみたり・・

そして当然ですが溶着を剥がすとパネルがデコボコになるためフラットに形成します。なぜならビス止めした際均等に圧着されないから

こちらは受け側のスリーブ(リペアキットのネジ溝が入るホール)。やはり削って剥がし取ったため先端が変形してます。ただ変形してるだけでなくビス止めするには先端をミリ単位でカットしなければなりません

なぜなら元々溶着で止まってるためビス止めに変更するには構造上高さがあり過ぎるから。つまりパネルを組み付けた際クリアランスが開きすぎネジを締め付けてもパネルが固定できずバタついてしまいます。

こんな感じで長さを調整して平らにカット

次に本題のインナーハンドル交換。画像取り忘れましたがビスが刺さってる黒いピンを抜けばハンドルが外れる仕組み

ただ分解を前提に設計されてないためピンを引き抜く切り欠きなどありません。よってピンにドリルで穴を開けビスをねじ込み引き抜きます。

こんな感じ

そしてハンドルを交換して付属のピンを挿入

最後に元通りに組み直して付属のビスで固定(溶着部分は再使用できないためビスが付属されてます)ただ長方形の溶着部が数か所ありますがさすがにビス止めできません

そんな時はハンダゴテで溶かしてパネル同士を固定します。というか、これぞ溶着です。笑笑

技術不足?気付いたらいろんな工具使ってました

いい感じ?プラモデル作ってるみたいで楽しい作業でした

これでお客様も車内に閉じ込められることはないでしょう!?

 

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■メルクリンZゲージ(ジオラマ製作記)

メルクリンZゲージ・ジオラマ製作(其の二十七)

今回は人形をストラクチャー(建物)に取り付けました。右の主任らしき人物に指示され倉庫から積み荷を移動させてるスタッフ達

左は列車待ちのカップル。そして右はお父さんとお出掛けする親子

こちらは貨物倉庫です。重たそうな荷物担いでる作業員やドラム缶転がしてる作業員の姿も

ここにもいました。お仕事ご苦労様です。

教会ではシスターが子供たちをお出迎え。本日は日曜礼拝?後ろには老婦たちの姿も

家族4人でお出掛け。楽しい一日になると良いですね

清々しい天気でお馬さん達ものんびりくつろいでます。

そしてトラックや車もウェザリングを施しました(汚し塗装)

ウェザリングを施すと雰囲気変わります。

ジオラマのコンセプトは1960~70年代のヨーロッパ田舎町。しかしこのベンツは初期型でも1981年モデルのW126です。まっ、時代的にギャップがありますが仕方ありません 笑笑

次は石炭庫の周辺スペースが空いてるため予備用の石炭置き場を作りました。

カットした素材を接着して

こんな感じ

そして薄くカラーリングしたかったのでタミヤのフラットブラウンを数倍薄めたものを塗布しました

木目もリアルに表現できていい感じ?

最後に石炭を作ります。当初線路に撒くバラストを使用しようと思いましたが粒が細かすぎました。よって庭にころがってた砂利をハンマーで粉砕して塗装

そしてブラウンのスプレーで軽くウェザリング

柵に入れるとこんな感じ。本当はもう少し砂利を細かく粉砕したかったです・・

 

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ベンツW204 ドア・インナーハンドル修理

昨晩お客様からSOSの連絡がありました。どうやら運転席のドアハンドルを引いてもドアが開かないとのこと。稀にある話ですが何かのきっかけでワイヤーが脱落したのかと思いました

早速本日引き取りに伺い分解するとワイヤーの取付けホールが割れてます。

それもそのはず。ぱっと見、金属製に見えますがプラスチックにメッキ処理したお粗末な物。90年代頃までのメルセデスはこんな手抜きしなかったはず。コスト削減とはいえ強度の掛かるパーツは丈夫な素材を使ってほしいです。

そこで新品パーツを調べるとドアハンドルのみの供給がありません。つまり構造的にドアトリムに圧着された一体型なのでアッセンブリーで8万円以上。そんな中お客様情報で海外よりドアハンドルのみ入手可能な業者さんを発見。ただ到着まで数週間~掛かるためとりあえず修理を試みました

はじめに備品置き場で極小のネジを発見。邪魔な部分を削り1mmのドリルで破損パーツの片側にネジ穴を開けます。

こんな感じ

そして受け側のドアハンドルにも穴を開け

結合。とにかくパーツが小さくプラスチック製なので割らないよう慎重に作業

そして反対側。こちらはビスを打ち込むには不可能と思いワイヤーメンダーでプラスチックを溶かしワイヤーを埋め込み結合しました

こんな感じ

最後にグロメットをはめ込み完成です。

ワイヤーをはめるとこんな感じ

とりあえず問題なくドアが開けられるようになりました。ただ強度が掛かる部分なのでいつまで持つか分かりません。なので早くリペアキットが到着するのが待ち遠しいです。

 

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ポータブルナビあるあるネタ(BMW E91)

前日までのナビモニターの様子。これ、ポータブルナビなので取り付けはダッシュボードにベースプレートを貼り、吸盤でモニタースタンドを取り付けるタイプ

なので吸盤の劣化により必ずモニターが脱落します。よって一時的に貼り直しても再発します。それより走行中に脱落すると危険なのでモニターの設置位置を変更しました

吸盤を貼り付けるベースプレート

翌日ドアを開けるとこんな感じに

とりあえず設置位置を変更するため化粧パネルを取り外します。

そしてモニタースタンドを分解。なぜなら吸盤部分は使用しませんがモニター取付け部のスライドマウントは再使用したいから

パーツを加工して手持ちのネジを挿入

組み上げるとこんな感じ

モニター接続

次に車両側との連結は振動防止と強度を保つため厚めのステーを使います。

するとステーとの接続面が球面だったためフラットに加工

そしてネジも長かったのでカット

カットしたらバリを削り

ダイスでネジ溝を再生させます。

すると丁度よいナットがころがってたので加工したステーと連結

仮合わせ。車両側はエアコンのダクトホースにステーを固定して

良い感じ?

ステーの角度調整が大変でした。そして塗装の密着性を良くするため下地処理を行います。

塗り。艶消しなので乾燥すれば艶はなくなります。

そして車両側と連結

裏側は強度確保のため径が大き目のワッシャーを使用

左の切り欠きは元々開いてたケーブル用。右側にはステー用の切り欠きを入れます。

良い感じ?

モニターを取付け作業終了

加工前

加工後。これで脱落する事もありません。そればかりかモニターの位置も下がり運転の妨げになりません

 

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コンプレッサー修理

最近コンプレッサーの圧力が上がるのに時間が掛かります。時間が掛かるという事はモーターにも負担があるため早期に修理が必要です。

でも分解してみたくなる性格上、簡単なオーバーホールを試みました。定期的にグリスアップしてますが今回はピストンの圧縮抜けと思いピストンの点検です。

はじめにシリンダーを外し

するとピストンがお目見え

当然ですがピストンを往復運動させるためクランクシャフトも付いてます。

取り外したピストン

圧力が上がらない原因はおそらく左のピストンリングの摩耗と判断

よってピストンに布製のテープを巻いてみました。なぜならピストンリングをはめたとき直径が広がりシリンダーとのクリアランスが狭くなるため圧縮抜けが解消されると思ったから

そしてピストンリングをはめ込み

元通りに戻すと見事に復活しました。これで仕事もはかどります。

 

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