ミニ クラブマン F54 のドラレコ取付け依頼。とりあえず初めてなので下調べ・・ するとディーラーやカー用品店ではお断りされるケースがあるそうです?なぜならリアカメラを付ける際、リアドアに引くケーブルの取り回しが特殊だから
簡単に説明すると多くの車は車両側からリアゲート(ドア)へ延びるケーブルは一本物。つまり配線保護の蛇腹ゴムを外せば後付けケーブルを簡単に通せる仕組み。しかしこの車は蛇腹ゴムの先端がボディーと固定式のカプラーハーネスで接続されてます。
つまり蛇腹ゴムに配線を通せてもハーネス内にケーブルを通すスペースがなく車両側に引き込めない構造だから。よって一般的にはケーブルを蛇腹ゴムに通しハーネスを避け室内に引き込むそうです。ただコーキング処理が必要なうえ配線も丸出しで見た目もイマイチ。また当然ですが防水性も低下しケーブルにも負担が掛かります。
そこで散々悩んだ結果、カプラーハーネスを加工しハーネス内にケーブルを通すことにしました。よって見た目も変わらずハーネス内にケーブルを通してる事すら気付きません。ただケーブルの太さや接続プラグの形状によっては加工してもハーネス内に収まらないため注意が必要です。
とりあえずバラして
同じくリア側
これが問題のカプラーハーネス。脱着は簡単で手前がオス側、車両側にメス側が固定されてます。
ただ多くの車はこの様に車両側からリアゲート(ドア)へ延びるケーブルは一本物。なのでカプラーハーネスは付いてません。よって蛇腹ゴムを外せば簡単にリアゲートやバックドアにケーブルを通せる仕組み
そこで試しにカプラーハーネスのオス側へケーブルを通します。
こちらがメス側のハーネス。ただ四角い枠がオス側へ入り込みロックされる構造。なのでこれではオス側から通したケーブルの逃げ道がありません
そこで枠の一部をカット。これならハーネスをロックしてもオス側からのケーブルの逃げ道を確保できます。ただケーブルの太さや接続プラグの形状によっては加工してもハーネス内に収まらないため注意が必要です。ちなみに弊社ではユピテル社製の指定店専用モデルをお勧めしてます。
試行錯誤を経て無事接続完了~ 一般的には蛇腹ホースからケーブルを出しコネクタを回避。そして車両側へケーブルを通すらしいです(黄色ラインのような感じ)。ただコーキング処理が必要なうえ配線も丸出しで見た目もイマイチ。また当然ですが防水性も低下しケーブルにも負担が掛かります。
ここまでくれば慣れた作業。念のため振動による干渉音防止のためスポンジテープを巻き取り付けていきます。
内張りを戻し完成
そしてリアカメラのケーブルはドアステップを外しフロントまで通します。なぜなら天井くぐらすとカーテンエアバックがありケーブルが妨げになると困るから
とりあえず取付完了~ でも気付くと22時過ぎてました。でも日中だったらこんなサプライズはなかったでしょう ^ ^
翌朝セットアップを行い作業終了~ 簡単に引き受けましたが一筋縄ではいきませんでした。でも勉強になりました。あっ、この車売ってくれないかな~ ^ ^;
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